国内旅行2013−10−11改訂

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私の国内旅行歴

私は、自動車屋育ちなので、北海道、九州、四国以外の妻(昔は家族)との旅行は、殆んどMY CARで行く。ローカル線を利用した、のんびりとした気ままな旅行も魅力だが、今まではやっていない。
一昨年カーナビ付きの車に変えたが知らないところに行くのに断然便利である。カーナビは地図上でも、電話番号でも行き先を設定できるので、いちいち地図を広げながら、時にはナビゲーターの妻といさかいながら旅行する不能率が無くなった。車で行くと、行動半径が全然違い、車なしでは到底行けないところにも行け、自由に予定変更が出来、バスその他の時間を気にすることも無い。
現在72歳(2003年現在)、運転技能の自己過信を戒めながら、当分はこのスタイルでいくつもりである。この6月には、京都で誠友会総会(四高・至誠寮の集まり)が行われるので(6/11)、その前後を含め4日間の旅行を計画している。
海外旅行と国内旅行を比べると、海外旅行のほうが異文化、異なる風土、異国人などとの接触で刺激が強烈であり、しかも費用も割安になっているので、元気で行ける時に行っておこうと思う。この5月9日〜15日・ベトナムとアンコールワットへの旅行は、イラク戦争のため残念ながらキャンセルした。とんだとばっちりである。
国内旅行は、日本のよさの再発見だと思う。地域地域で異なる美しい自然、ローカル色豊かな文化、様々な温泉、豊富でおいしい食事、古い歴史的遺産等、日本に住んでいると当たり前と思われるが、世界的にみると極めて恵まれたものであると思う。
国内旅行の最近のものから、主なものを振り返りながら、たどってみたい。


旅行の記録

1.南房総 2003-2-25〜26

アクアライン経由で花の南房総を旅行した。東京に近いが伊豆・箱根方面に比べると足が不便の為か、今まであまり行っていない。
アクアラインの有料道路代は、¥3000で利用すれば便利だが高すぎる。せめてこの半値ぐらいになれば利用者も増え、南房総の経済活性化に寄与し、ひいては日本経済の復活にもなるのだと思う。
道路への投資は、道路を造ることが目的で、道路の稼働率向上には関心が無いみたいである。
民間企業では、設備投資して稼働率が上がらなければ、たちまち赤字になり倒産する。
稼働率の悪い公共投資(公共との名目の)をどんどんしているのだから、日本経済が沈滞していくのも分かる。いわゆるPLAN→DO→CHECK→ACTIONのサイクルをお役所仕事ではやらないようで、内部でやらないのなら国民、国民の代表の国会議員がやるべきだが、CHECKはやらないで、PLAN→DO側にのっているのだからどうしようもない。
野党がある程度やっているが、断片的で巨大なシステムを監視しきれない。
司法も長時間かけて一票の重みが2以下なら合憲などと、常識からかけ離れた裁定をするようでは、信頼できない。
司法・行政・立法の三権を横断的に監視する色の付かない機関が必要で、或いはマスコミが担うべきかも知れないが、これもコマーシアリズムの影響から抜けられない。こう考えると絶望的になるが、やはり政権交代して刺激を与えるのがよいのではないか。
旅行の報告からとんだ方向に飛んだが、これが独り書きのよいところで、私の特徴でもある。

アクアラインの中間地点の海ほたるは妻は初めて、私は2度目。何故海ほたると言うのか分からなかったが、この附近に海ほたるが生息しているらしい。館山の宿で海ほたるを見たが、海水の中を泳ぎまわり、外部からの刺激があると発光するのだそうで、初めて実物を見た。
富津市の南にある鋸山(329M)には、西暦725年に開かれた関東最古の勅願所(勅命により国家鎮護などを祈願した寺院や神社)に由来する日本寺があり、日本一の大仏、江戸時代に名工・大野甚五郎と門弟が21年かけて刻んだ千五百羅漢が安置されている。百尺観音は、昭和41年に交通安全の守り本尊として、六年の歳月を費やして完成したものである。山はちょつとしたハイキングコースになっていて、妻とともに歩いたが、日頃あまり歩いていない妻が頑張り、「私は腰から下は丈夫なのよ」と友達に自慢していた。
房総半島の最南西端の洲崎から白浜にかけて、道の両側に花が植えられ、美しく楽しいドライブコースの房総フラワーラインになっている。千倉町の道の駅・潮騒王国の海市場ちくらで、珍しい「うつぼのひらき」を売っているのを見つけた。{冬季限定・美味「うつぼのひらき」作りたてです}とある。結構高く、¥1000から¥2000/尾
そこで町田VAgeC釣りの会で伊豆に釣りに行った時、仲間のK氏が盛んに外道の「うつぼ」を釣りあげていたのを思い出した。
旅には、偶然があって面白いのだが、煎餅好きな妻の希望で、ガイドブックにあった勝浦の「手焼きせんべい治郎兵ヱ」の電話番号でカーナビの行き先を設定して尋ねた。ちようどその時、勝浦で「かつうらビッグひな祭り」が開催されていて、店の人も是非見ていけと奨めた。家庭で不要になった雛人形を市で大量に集め、大々的に5箇所の会場で展示していた。古いものもあった。人形作りを趣味にしている妻は大喜び。勝浦市から北上して、城下町の大多喜町にも寄る予定だったが時間も無くす通りして戻った。次回の房総は、季節を選び養老渓谷に行こうと思う。



海ほたる


鋸山からの眺望


百尺観音


東海千五百羅漢


日本寺大仏


大仏広場の紅梅


崖の観音


房総フラワーライン


うつぼのひらき
(海市場ちくら)


ローズマリーガーデン
(丸山町)


かつうらビッグひな祭
市民会館


かつうらビッグひな祭り
遠見岬神社

2.京都・姫路 2003-6-10〜14

6月11日に京都で第6回誠友会総会が開催されるのに際し、会の事務局として参加する機会を有効に活用する為、旅行した。朝6時頃に自宅を出て、昼前に京都に到着。
私は修学旅行の経験がなく、1980にスペインからの来客を、愛知機械(株)、九州工場に案内した時、観光の為、ちょこっと京都に立ち寄ったのが初めての訪問である。
2度目の訪問は、1998-4-4に金沢での四高24修会・入学50周年記念祭に参加した時、4-1〜2に京都に2泊、主として京都の東側を観光した。
大原の三千院、寂光院、銀閣寺、平安神宮、南禅寺、円山公園、八坂神社、祇園、上賀茂神社、下鴨神社、宝鏡寺(人形の寺)、二条城、北野天満宮及び上七軒等に行った。
ちょうど櫻の満開の時で、京都市中はどこに行っても、桜及びその他の花に満ち満ちていて銀閣寺から若王子神社に通ずる哲学の道を歩いたが、素晴らしい眺めであった。途中で荻友会のSさんに偶然会った。



宝鏡寺(人形の寺)


二条城の庭園


寂 光 院


上賀茂神社


平安神宮


銀 閣 寺


哲学の道


円山公園


旧四高(現近代文学館)前


寮歌高唱


四高24修会入学50周年記念祭・・平成10年4月4日

次回訪問時には、西地区を観光することにしていた。
6月10日は午後の半日なので、市中から離れた鞍馬寺→由岐神社(鞍馬の火祭りで有名な)→鞍馬寺・霊宝殿と歩いた。その後、貴船神社(貴船川の川床料理が有名)にも立ち寄った。



出迎えの天狗の面


鞍馬寺参道


由岐神社


火祭り用の用具


由岐神社・本殿


鞍馬寺


貴船川(川床をはる)


絵馬発生の地・貴船神社

6月11日は京都ガーデンパレスで12:30から総会なので、その前に徒歩観光をした。
ホテル前の本能寺、北上してVAgeCのMさん、元町小同期のI君の母校と聞いていた鴨沂高校の側を通り、鴨川を渡り京大医学部側を抜け、東山近衛を北上京大体育館側から百万遍を左折、京都御苑西側を南下、梨木神社に立ち寄り、清和院御門から御苑を横断11:00頃会場に行った。
ぶらぶら歩きのタウンウオッチングは、いろいろなことを考え、新発見もあり楽しい。



本能寺・信長公廟


本能寺の変・戦没者慰霊


寺町御門


鴨沂高校


鴨 川


京大病院


京 大


京大・体育館


梁山泊


石薬師御門


梨木神社


清和院御門


建春門


建礼門


蛤御門


第6回誠友会総会

6月12日は8:30頃車でホテルを出発、金閣寺、龍安寺、仁和寺、妙心寺及び東寺とまわった。
ナビゲーターは、電話番号で行き先を設定でき、道案内をしてくれるので極めて効率がよい。



鹿苑寺(金閣)鐘楼


金閣と鏡湖池


金 閣


金 閣


陸舟の松


鏡容池(龍安寺)


龍安寺の石庭


龍安寺の石庭

金閣寺及び龍安寺は修学旅行の生徒が多く、外国人も多勢観光していた。金閣はやはり池の水に映えて美しかったが、龍安寺の石庭は予想よりはこじんまりとしていた。



仁和寺・宸殿


北 庭


経 蔵


五重塔


観音堂


金 堂


仁和寺・鐘楼


蓮華寺(仁和寺に隣接)

世界遺産に登録されている仁和寺は、豊かな緑に包まれ国宝、重文の伽藍がそびえ見ごたえのあるところ。隣接する蓮華寺にも立ち寄った。



妙心寺・勅使門


妙心寺・山門


退蔵院庭園


退蔵院・西庭


退蔵院・西庭


妙心寺・山門


大心院庭園


退蔵院・大玄関及び方丈

妙心寺は臨済宗妙心寺派の総本山で、広大な敷地内に七堂伽藍と47の塔頭が並び、美しい庭園があり、規模の大きな寺院である。有名な龍安寺も妙心寺のうちに属することを初めて知った。



五重塔


金堂・講堂


瓢箪池


五重塔を望む

かなり薄暗くなってきたが、欲張って弘法大師が創建した東寺にもまわった。

6月13日はどうしても姫路城が見たいとの家内の希望で、途中、宇治の平等院に立ち寄り、姫路に向かうことにした。貼り絵の題材にもなっている蟹満寺も見たいとの話もあったが、かなり遠回りになるし、インターネットで調べたら、まつわる物語の筋書きも分かったので割愛した。                 



平等院・鳳凰堂


鳳凰堂


姫路城・内堀


大手門


姫路城


姫路城


世界文化遺産・姫路城


姫路城


姫路城


姫路城


天守閣より


天守閣より

世界遺産にも登録されている姫路城は、今まで見た城の中では、最も美しい城であった。足を延ばして来た価値は十分にあったと思う。

6月14日は、岡山市にまわり、金沢の兼六園、水戸の偕楽園と共に日本の三名園のひとつになっている後楽園を見て帰ることにした。



延養亭


後楽園より烏城を望む


沢の池


延養亭


延養亭


延養亭


茂松庵


蘇鉄畑

後楽園内はボランチア観光ガイドの説明を聞きながら、園内を一周したが、それぞれに歴史があり、興味深かった。無理して来た甲斐はあった。実りの多かった今回の旅行も、岡山を13:00頃発ち、途中休憩を取りながら、21:00頃には無事自宅に着いた。
次回は、紅葉の美しい11月に龍中同期会で、嵐山・嵯峨野附近をまわる予定である。
京都に来て感ずるのは、歴史の重みである。東京は江戸に徳川幕府を置いてからの約400年、奈良市は古い歴史を持つが、歴史を残す期間としてはせいぜい約140年、鎌倉市も鎌倉時代は約150年位。それに対し京都は平安時代以降としても1200年の歴史を持つ。
ホテルの一室でガイドブックを見ながら、観光先を絞りきれず、御所及び神社・仏閣等について直感的理解のできないもどかしさと、その豊富さに圧倒された。
京都市は政治的には革新派が多く、産業としてベンチアー企業が多く生まれているのが分かる気がした。歴史の重みを跳ね返したい反発心を育てるところがあるのではないか。