31、平成17/4 ベトナム、カンボジア
ホーチミン、シェムリアップ(アンコール遺跡群)、ハノイを巡る旅だった。
この地域は、フランスに対する独立戦争としてのインドシナ戦争(1945〜1954)、次いでソ連、中国等の共産勢力の拡大を阻止する為に、米国をリーダーとする自由主義圏との衝突の場となり、血みどろの戦いをしたベトナム戦争(1975年に終結)、中国の後援を受けたポルポト派の大虐殺を伴ったカンボジァ内戦
(1975〜1991)と戦乱に明け暮れた気の毒な運命を担った所である。カンボジァの和平については、日本も重要な役割を演じた。
ベトナムはベトナム戦争の終結後も、1978にカンボジァに侵攻、翌年には中国との戦争があったが、
1986にドイモイ政策を採択して漸く、経済発展の道を歩み出した。
カンボジアは、内戦の和平後も、ポルポト派を巡る対応で、内部抗争を続け、1997にフンセン派がクーデターを起し、和平も崩壊しかかったが、日本及び国連の仲介により収まり、1998に議会選挙が行われた。
最近の両国について、日本の新聞などで、あまり情報がないが、自分の目で見たいとの興味もあり旅行することにした。
特に感じたことは、この地域に対し、韓国勢の進出が著しいことである。ハングル文字が町にあふれ韓国製品を広告し、バス等は韓国製が多く、観光客も日本人より多いそうである。
このような事は、今までに訪れたその他のアジア地域では、経験しなかったことである。ハノイ空港には、白い制服を着た若者が、多勢の仲間に見送られ、韓国に旅立って行った。ガイドの話しでは、2年間の縫製等の研修派遣がそうである。
4−19
成田から5時間55分、14:25(時差2H遅れ)にホーチミン空港に到着。ベトナム航空は空いていた。
直ちに市内観光。都会はオートバイ及び自転車が主たる交通手段。四輪車はまだ多くはない。
まだフランズ統治時代の建造物が観光資源になっているのは、皮肉である。その他では、華僑による建造物など。
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中央郵便局(19世紀末 にフランが建造) |
中央郵便局内部 | 街角 | 聖母マリア教会(19世紀 末にフランスが建造) |
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ベンタイン市場 | ベンタイン広場 | 町の通り |
4−20
ホーチミンから南西に約75km、バスで約2H、メコンデルタ地区の町、ミトーから、メコン河クルーズ。河の中の島に上陸、果樹園を散策、南国フルーツを味あう。その後、河の中のジャングルを、手こぎ舟でクルーズ。
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ドンコイ通り(ホテル前) | ミトーのメコン河クルーズの乗船場 | ||
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メコン河クルーズ・赤茶色の水・川魚の養殖 | 手入れの行き届いた果樹園 | ||
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果樹園 | ドリアン | ジァングルクルーズ | |
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ジァングルクルーズ | レストラント・名物のエレハントフィシュ |
4-21
朝5時起きして、アンコールワットの朝日を観賞する為に出掛けた。ホテルから約10km、バスで約20分の所である。
残念ながら、朝日は観賞出来なかったが、壮大なアンコールワットを目にした時は、その神秘性に打たれた。
一旦、ホテルに戻り、食事をしてから、午前中に予定されていた、ホテルの東方約17kmのロリュオス遺跡群の観光に出掛けた。
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早朝のアンコールワット | ロレイ(9世紀の建造) | ||
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ロレイ及びガイドのスレイリャさん | プリア・コー(9世紀の建造) | ||
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バコン(9世紀の建造)・アンコール初代の王朝があった |
気温は38℃前後で、現地の人の習慣に従い、一旦ホテルに戻り、休息して、午後のアンコールワット遺跡群の観光に向かう。
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スラスラン・アンコール王朝7世王が建造の人造湖(12世紀の建造) | 三輪バイクタクシー | ||
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東メボン(10世紀に建造の寺院) | バンテアイ・スレイ(12世紀建造のヒンズー教寺院) | ||
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バンテアイ・スレイ・ヒンズー教寺院(アンコールワットの北東約40kmにある・10世紀に建造) | |||
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バンテアイ・スレイ | タプロムへ・自然のブランコを楽しむ子供 | ||
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タプロム(12世紀にジャンヴァルマン7世の造営した仏教寺院・ガジュマルの樹に覆われている) | |||
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タプロム |
4-22
午前は、アンコールワットの北側にある、アンコールトム(12〜13世紀に建造)及びその東側の寺院タケウを観光。アンコールトムは、大きい城郭の意味で、1辺約3kmの城壁に囲まれている。12世紀にジャヤバァルマン7世が建造。
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南大門・アンコールトム | バイヨン | ||
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バイヨン仏教寺院・アンコールトム中央 | |||
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バイヨン | パプーオン・寺院 | バイヨンにて | |
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パプーオン | ピミヤナカス・寺院 | 象のテラス | 北門 |
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タケウ・ヒンズー教寺院(10〜11世紀に建造) |
昼食は、日本食。ホテルで一休みして、アンコールワットを観光、高さ65mの急勾配の第3回廊に登る。
その後に、プレループ遺跡から夕日を観賞。
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日本食レストラン | エムプレス・アンコール・ホテル | アンコールワット参道 | |
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環壕 | 西塔門 | ||
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経蔵 | アンコールワット全景 | ||
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参道 | 第3回廊下 | 第3回廊から下を眺める | 第3回廊から下る |
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プレループ・ヒンズー教遺跡(10世紀建造)から夕日の観賞 |